尿道カテーテルと聞くと、「おしっこが出るところに管を入れるってどういうこと?」と不安になる人も多いと思います。見た目の印象だけでも痛そうですし、実際にどれくらい入るのか、なぜ必要なのか、気になることは多いはずです。
この記事では、尿道カテーテルとは何かという基本から、男女で違う長さ、入れる目的、手術のときにいつ入るのか、そして痛みや違和感が出やすい理由まで整理しています。
さらに、入れた後にしんどいときの伝え方や、抜くときの痛み、看護師が実際にどんなことを考えて処置しているのかまで、本文の内容に沿ってわかりやすくまとめています。
尿道カテーテルとは何か、まず知っておきたいこと

ちょっとこれ、生々しいですけど、おしっこが出るところに管を入れるって、どういうことなんやろうと思いますよね。今回この話を聞いてもらえたら、尿道カテーテルって何なのか、なぜ必要なのかが、ひと通り分かると思います。
まず、おしっこの管は「尿道カテーテル」と呼ばれるものです。他にも、膀胱留置カテーテルとか、バルーンカテーテルっていう呼び方があります。
どんなものかというと、先に穴が開いた、ゴムかシリコンでできたチューブみたいなものです。見た目だけでも「絶対痛いやん」って思いますよね。
じゃあチューブの太さはどれぐらいかというと、直径4.7ミリから6ミリくらい。思ったより細いようで、でも入れるものとして考えると全然小さくないです。しかも、思ったより長いです。
尿道カテーテルはどれくらい入るのか

これは男の人と女の人でかなり差があります。女の人は4センチから6センチ、男の人は18センチから22センチ入れることになります。
いや、男女差えぐって思いますよね。これは尿道の長さに差があるせいで、こんなに違うんです。4センチから6センチでも「まあまあ入るな」と思うのに、男の人は18センチから22センチ。想像したら、そらビビるんですよ。
尿道カテーテルを入れる目的

目的はシンプルで、体の外におしっこを出すためです。じゃあ、なぜ入れるのか。大きく分けると3つあります。
- 1つ目は、自力でおしっこが出せない人のため。
- 2つ目は、おしっこの量を正確に測りたいとき。
- 3つ目は、手術後で安静の指示が出ていたり、痛みや苦痛で動けず、お手洗いまで自分で行けない人のためです。
いつ入れるのか

私が働いていた急性期の病棟では、手術の後に入っていることが多かったです。だいたい手術するときは、手術の前から入れることはなくて、麻酔がかかってから尿道カテーテルを入れます。
なので患者さん自身が「あれ、おしっこの管つながってるな」と気づくのは、手術が終わって麻酔が冷めてからです。
じゃあ、入れる瞬間は痛くないやんって思いますよね。確かにそのときは麻酔がかかってるから分からないんですけど、問題はそのあとです。特に男の人。腹腔鏡みたいに傷がそこまで大きくない手術のあとだと、麻酔から冷めた第一声が「おしっこの管が痛い」ってなること、ほんまによくあります。
お腹の傷より、そっちが痛いねんで、っていう。意味分からんくないですか。手術したんやから傷が痛いんじゃなくて、おしっこの管が痛い。それぐらい違和感も痛みも強いんやと思います。
尿道カテーテルを入れるときに痛い理由

なんでこんなに痛がるんかというと、やっぱり一番は長さです。特に男の人は長い。それに、意識がある状態で入れないといけない場面もあります。
しかもこの処置、とにかく清潔が大事なんです。膀胱の中に菌が入ってしまうと、膀胱炎とかになってしまうので、清潔操作でやらないといけない。だから、入れる側も手袋やピンセットを使っていて、そんなに自由が利くわけじゃないんです。
実際に入れるときは、寝転んでもらって、おしっこが出るところを持って、消毒して、管を入れていきます。そのとき、キシロカインゼリーっていうゼリーをつけてから入れるんですよ。
最初は入っても、途中からつらくなる
始めの10センチぐらいは、ゼリーのおかげでスーッと入ってくれることが多いです。でも、途中からだんだんゼリーが足りん気になってくるんですよ。たっぷりつけてても、やっぱり最後までずっと十分かっていうと、そうでもない。
しかも、清潔にしながらやらないといけないから、ゼリーを足すのもめっちゃやりにくい。足しながら進めていくけど、どうしてもちょっと抵抗が出てくるところがあるんですね。
さっきまでスーッて通ってたのが、途中からグーッとなってくる。こすれる感じが出てきて、ゼリーを足しても、やっぱり最後の方はしんどい。そら痛いですよねっていう話なんです。
もちろん、めちゃくちゃ抵抗があるのに無理やり入れたらあかんです。それは何か別の病気の可能性もあるし、無理にガガガガ入れていくもんじゃないです。
でも、特に問題のない人でも、最後の方に若干抵抗が出て、そこで悶えるっていうのはある。痛いんです。
女性も痛くないわけではない

こんな話をすると、痛いのは男の人だけやんって思うじゃないですか。私もそう思ってたんですよ。
でも私、出産するときに一回、尿道カテーテルを入れてるんですけど、女の人は痛くないやろって思ってたのに、普通に痛かったんです。陣痛がめっちゃきついときに入れたのに、それでも「痛っ」って思った。チクッとして、ヒリヒリする感じというか、思ったよりちゃんと痛いなって感じました。
それで、やっぱ患者さんになってみないと分からへんことっていっぱいあるなって思いました。それ以降、もともと優しくしてたつもりではあるけど、より優しくしようって思いました。やっぱ体験しなあかんね。
入れた後の違和感と、抜くときの痛み

こんな恐ろしい話をしてますけど、入れるときの痛みは、まあ若干どうしようもない部分があります。ただ、入れた後も違和感が続くことはあります。
そういうときは、我慢せずに看護師に言ってください。痛み止めを使えることもあるので、しんどいのに黙って耐えなくて大丈夫です。
抜くのは早いけど、やっぱり痛い
じゃあ抜くときはどうかというと、固定を外す作業も含めて、だいたい5分以内でササッと終わる感じです。
でも、これも痛いです。男の人も女の人も、抜くときは変わらず痛い。ただ、女の人は短いから、スッて抜いて「あっ、はっ、痛っ」で終わることが多いんです。
一方で男の人は、18センチとか20センチとか22センチ入ってるわけです。だから、引いた瞬間にヒヤーッてなる。ピッて引っ張って終わり、ではなくて、ヒヤーッていう感覚が続く。どんだけ支えても、その「抜いてる感」はあるんですよね。
でも、不思議と声を出してる人はあんまり見たことないです。たぶん、声出えへんぐらい痛いんやと思います。
看護師として伝えたいこと

これ見てたら、私がめっちゃ笑顔で「めっちゃ痛いで」みたいに話してるから、楽しんでるやんって思うかもしれないんですけど、実際に考えてることは全然違います。
とにかく、うまく入るかな、膀胱までちゃんと届くかな、おしっこの色とか量はどんな感じやろう、できるだけ早く、最短で終わらせてあげたいな、ってずっと思ってます。
される側は、痛みもあるし、恥ずかしさもあると思います。でも、そこはあまり気にしなくて大丈夫です。こっちは処置として必要なことを、できるだけ負担が少ないようにやろうとしてます。
最後に、尿道カテーテルは確かに痛みも違和感もあって、怖い処置やと思います。でも、本当に必要だから行う処置でもあります。恐怖心をあおりたくて言ってるわけじゃなくて、どういうものかを知っておいた方が、少しは心構えもしやすいかなと思って話しました。恥ずかしさや痛みはあるかもしれませんが、治療のために必要な場面では、乗り越えていく処置でもあります。
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