陰部モデルと聞くとインパクトの強い言葉に感じますが、看護学校では陰部洗浄や尿道カテーテル、浣腸といった看護技術の練習に使われる大切な教材です。この記事では、陰部モデルがどんなものなのか、どんな場面で使われるのかを、演習の流れに沿ってわかりやすく整理しています。
あわせて、実際にどう装着して使うのか、学生のうちはどんなふうに慣れていくのか、模型での練習と実際の患者さんへの対応で何が違うのかもまとめました。最後に大事になる、羞恥心に配慮した丁寧な対応についてもわかる内容です。
陰部モデルって何なのか
陰部モデルっていう時点で、なんかもうパワーワードすぎません?
実際どんなものかというと、男の人と女の人の陰部だけを模型にしたものです。素材はプラスチックというより、もうちょいゴムっぽい感じですね。
この動画を見ていただければ、10年目の看護師ぐらい陰部モデルに詳しくなれます。そう言うと大げさかもしれないですけど、看護学校や現場でどう使われてるのかを知ると、思ったよりちゃんと意味のあるものなんやなってわかると思います。
陰部モデルは、看護技術の練習で使う
陰部モデルって、どういう時に使うのかというと、看護学校に入っている時の授業の一環でやる演習ですね。
演習って、体を拭かせてもらったり、頭を洗わせてもらったり、いろんな看護技術を練習する場なんですけど、その中の一つに陰部洗浄があります。あとはおしっこの管を入れる練習だったり、浣腸の練習だったり。そういう時に使うのが陰部モデルです。
友達同士ではできない練習を補ってくれる
実際に友達同士で陰部を見せ合って練習するわけにはいかないので、そこは陰部モデルを使って「実際にこうやってやるんですよ」という形で学びます。
だって、友達同士で体を拭くとかなら、まだ腕とか背中くらいまではいいとしても、陰部洗浄されるってなったら、やっぱり恥ずかしいし、友情も壊れそうじゃないですか。そういう意味でも、陰部モデルってめちゃくちゃ助かる存在なんですよね。
陰部モデルはどうやって装着するのか
これ、どうやってつけるのかというと、まず陰部モデルをつける前にスパッツみたいなものを履きます。
そのうえで、今日は陰部洗浄みたいにジャバジャバ洗う演習をしますってなったら、さらにレインコートのズボンみたいなものを履きます。そうしないと水がしみてきて、実際のパンツとかまで濡れちゃうので。
その上に陰部モデルをつけて、さらにその上におむつをつけて、その上にパジャマ、みたいな感じになります。もう下半身太りえぐいでっていうぐらい、腰がでかい人みたいになります。
最初は恥ずかしいけど、だんだん慣れる
体を拭いたり陰部洗浄したりする時は、その模型をつけた状態で患者役をやる感じなんですけど、これが最初はめっちゃ恥ずかしいんですよ。え、これつけるの? みたいな。
でも高学年になってくると、もう「はいはい、患者役ね、OKOK、陰部モデルね」みたいな感じで、さっさと装着して、もうパッとやっちゃって、っていう空気になります。めっちゃ慣れます。
陰部モデルで練習しても、実際の患者さんはやっぱり違う
演習で友達と一緒に練習した技術って、実習で機会があれば実際の患者さんに対して活かすことになります。もちろん、指導者さんが一緒についてやるんですけど、やっぱり陰部モデルと実際の患者さんは違います。
当たり前なんですけど、実際には毛もあるし、排泄物で汚染もしてるじゃないですか。学校では陰部モデルにうんちの代わりとして味噌をつけたりして、「こういう汚れをどう落とすか」みたいな練習もするんですけど、実際に毛についてる汚染物って、落とすのに技術がいるんですよ。
しかも、そこに清潔・不潔の考え方も入ってきます。だからやっぱり、実物とは差があるなぁって思います。
尿道カテーテルや浣腸でも、模型と実物の差は大きい
おしっこの管を入れるとか、浣腸するとかは、学生のうちは実際にはやらないんですけど、資格を取って就職してから患者さんにさせてもらう時にも、やっぱり「模型とは違うな」って感じます。
特におしっこの管を入れる時って、清潔・不潔のルールもあるし、ちょっとリアルですけど、広げて入れていかないといけないんですよ。その広げる感じも、やっぱり陰部モデルとは違います。実物やから。
それに、人それぞれ顔が違うように、陰部の形にも多少差があるじゃないですか。おしっこが出るところ、尿道口っていうんですけど、その尿道口ってだいたいこの辺かなっていう場所はあるものの、やっぱり個人差があるので、「ここかな、ここかな」ってなることもあります。初めの頃は慣れてないから、陰部モデルでいくら練習してても、実際は違うんですよね。
そのへんの差はやっぱり出てくるので、最後は慣れも大きいかなと思います。
本当に大事なのは、羞恥心に配慮した対応
陰部モデルの話をしてきましたけど、実際の処置でもっと大事なのはそこだけじゃないです。
患者さんに処置させてもらう時、特に陰部をきれいにしたり、何か処置をしたりする時には、いつでも必要なことではあるんですけど、丁寧で、かつ素早く、そして羞恥心に配慮するっていうのが、より一層大事になってきます。
無言で進めるより、配慮しながら進める方が全然いい
私自身も子どもを2人産んでいて、内診とかも経験してるんですけど、やっぱり無言でされるよりは、エコーを見ながら話しかけてもらったりした方が気が紛れるんですよね。
患者さんも、無言で緊張したまま処置されるより、ちょっとお話ししながら、タオルで隠したり配慮しながらやってもらった方が、やっぱり恥ずかしいところなので、気持ちはだいぶマシになると思うんです。
陰部モデルでは、高学年になると慣れて恥ずかしさも薄れてくるって言いましたけど、実際の患者さんはそんなことないです。だからこそ、そういう羞恥心に配慮した対応ができることの方が、よっぽど大事なんじゃないかなと思います。
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