看護学校の演習では、陰部洗浄や尿道カテーテル、浣腸など、友達同士では練習しにくい技術を学ぶために陰部モデルを使います。
最初はリアルな見た目に恥ずかしさを感じることもありますが、学年が上がるにつれて慣れていく一方で、実習や現場ではモデルと実物の違いを強く感じる場面もあります。
この記事では、陰部モデルの使い方や看護学校での演習の様子、実際の患者さんに処置を行うときに大切な羞恥心への配慮について書いています。
看護学校の演習で使う陰部モデルとは

陰部モデルっていう時点で、なんかパワーワードすぎません?
実際どんなものかというと、男の人と女の人の体の陰部だけを模型にしたものです。素材はプラスチックというよりは、もうちょっとゴムっぽい感じですね。
見た目もけっこうリアルで、看護学校の演習ではこの陰部モデルを使って、陰部洗浄や、おしっこの管を入れる練習、浣腸の練習などをしていきます。
看護学校の演習で陰部モデルを使う場面
看護学校に入ると、授業の一環で「演習」というものがあります。
演習では、体を拭かせてもらったり、頭を洗わせてもらったり、実際の看護技術を学生同士で練習します。その中の一つに、陰部洗浄や、おしっこの管を入れる練習、浣腸の練習などがあります。
ただ、さすがに友達同士で陰部を見せ合って練習することはありません。
なので、そこは陰部モデルを使って、「実際にやってみましょうね」という形で練習します。
友達同士ではできないから、陰部モデルが助かる
友達同士で体を拭くのは、まだできます。
腕とか体を拭いてもらうのは全然いいんですけど、陰部洗浄されるってなると、やっぱり恥ずかしいし、友情も壊れちゃいそうじゃないですか。
恥ずかしいし。
そういうのを考えると、陰部モデル、マジで助かりますよね。
陰部モデルをつける流れ
陰部モデルをどうやってつけるのかというと、まず陰部モデルをつける前に、スパッツみたいなものを履きます。
その日が陰部洗浄の演習で、「今日はジャバジャバに洗うよ」みたいな感じで言われたら、その上にレインコートのズボンみたいなものを履きます。
じゃないと水が染みてきて、実際にパンツとかが濡れちゃうので。
その上に陰部モデルをつけて、さらにその上におむつをつけて、その上にパジャマを着る、という流れです。
下半身太りもエグいで、っていうぐらい、腰がでかい人みたいな感じになります。
体を拭いたり陰部洗浄をしたりするときには、その模型をつけた状態でやってもらうという感じです。
最初は恥ずかしいけど、高学年になると慣れる
この模型が、めっちゃリアルなんですよ。
だから最初につけるときは、
「え?」
「これつけるの、めっちゃ恥ずかしい」
って思います。
でも高学年になってくると、もう慣れます。
「あ、もうはいはい。患者役ね。OKOK。陰部モデルさっさと履いちゃうから、もうパッとやっちゃって」
みたいな感じになって、めっちゃ慣れちゃいます。
実習や現場で感じる陰部モデルと実物の違い

演習で友達と一緒に練習した技術を活かす機会が、実習で回ってくることがあります。
実際に陰部洗浄が必要な患者さんに当たると、もちろん指導者さんも一緒に来て、やらせてもらうんですけど、やっぱり陰部モデルとは実物は違いますよね。
当たり前ですけど。
実際って、毛とか生えているし、排泄物で汚染されていたりもするじゃないですか。
学校で陰部モデルを使うときにも、うんちの代わりに味噌をつけたりして、「きれいにできるように」という練習はします。
でも、皮膚とか毛についた汚染物って、なかなか落とすのに技術がいるんですよ。
そこに清潔・不潔の考え方もあるので、やっぱり実物とは差があるなと思います。
尿道カテーテルや浣腸でもモデルとの差を感じる
おしっこの管を入れたり、浣腸したりすることは、実際には学生ではやりません。
でも看護師の資格を取って就職して、実際の患者さんにさせてもらうときにも、陰部モデルとの違いは感じます。
それこそ、おしっこの管を入れる処置は清潔・不潔があります。
ちょっとリアルですけど、広げて入れていかないといけないんですよ。
で、その「広げる」というのも、やっぱり陰部モデルとは違いますわ。
実物やから。
人それぞれ顔が違うように、陰部の形も多少差があるじゃないですか。
おしっこが出るところを尿道口って言うんですけど、「尿道口はこの辺にあるやろな」という場所はあります。
でも、やっぱり個人差があります。
だから、「ここかな、ここかな」ってなっちゃったりするんですよね。
初めの頃は慣れていないので、陰部モデルでいくら練習していたって、実際は違います。
その辺の差はやっぱり出てくるかなと思うんですけど、そこは慣れしかないかなって思います。
患者さんの羞恥心に配慮した対応が大事

いろいろ陰部モデルの話をしてきましたけど、実際に患者さんに処置をさせてもらうときは、羞恥心への配慮が本当に大事です。
特に陰部をきれいにしたり、処置したりするときには、いつでも必要なことではあるんですけど、丁寧で、かつ素早く。
そして、羞恥心に配慮する。
これが、より一層大事になってくると思います。
自分の内診経験から感じたこと
私も子供を2人産んでいるんですけど、内診ってあるじゃないですか。
内診されているときも、やっぱり無言でされるよりは、エコーを見ながら喋りながら内診されたりする方が、気も紛れます。
患者さんも、無言で緊張したまま処置されるよりは、ちょっとお話ししながら、タオルで隠したり、配慮しながらやってもらった方がいいと思うんです。
やっぱり恥ずかしいところなので、そうしてもらえるだけで、気持ちはちょっとマシかなって思うんですよ。
陰部モデルで練習していると、高学年になる頃には慣れてしまって、恥ずかしさも薄れてきます。
でも、実際の患者さんはそんなことありません。
だからこそ、陰部に関わるケアや処置をするときには、患者さんの羞恥心に配慮した対応ができていったらいいんじゃないかなと思います。
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